Air Jihad

エアジハード
栗毛 牡 1995年4月9日生
サクラユタカオー 母 アイシーゴーグル 母父 ロイヤルスキー
競走成績 12戦7勝
1998年 富士ステークス (GV) 1着 
1999年 安田記念 (GT) 1着 
1999年 マイルチャンピオンシップ (GT) 1着
 活躍期が短かったが実は密かに近年最高のマイラーではないかと思っている。サクラユタカオーの最高傑作はサクラバクシンオーに譲るかもしれないが、ユタカオー似という点ではこちらの方だろう。
 グラスワンダーに勝利した安田記念は大金星ではなく、グラスが左回り苦手という点を割り引いたとしても実力で勝ち取ったものといっていいし、マイルチャンピオンシップでは着差以上の完勝であった。武豊は乗り替わりを間違えないというが、デビューから3戦手綱を取ったこの馬の資質には気付かなかったのであろうか?マイラーは案外晩成型が強く、お手馬の多い武豊がマイルチャンピオンシップに縁がないのは早い段階での力量差で確かに間違えてない選択をしているためでどうしても早熟のマイラーを選んでしまっているのではと推論を立てているが…彼がマイルチャンピオンシップを勝つのは勝ち星が減り、それ以上のスタージョッキーが出て来てからのような気がしないでもないが…
 繁殖ではやはり父サクラユタカオーの後継として期待される。繰り返すようだが最高傑作はバクシンオーで構わない。しかしバクシンオーからはスピード色だけ見せれば十分だしむしろスプリンターを期待したい。対してジハードからは中距離馬を出してもらいたい。サクラユタカオー
はトウショウボーイ系統が消えてしまった現在、テスコボーイ系統の主流にならねばいけない宿命を背負った血となった。そういう意味ではジハードの責任は小さくない。
況(2010/9現在):種牡馬(沙流・ブリーダーズスタリオンステーション)

2006/10/26

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