Abukuma Poro

アブクマポーロ
鹿毛 牡 1992年2月27日生
父 クリスタルグリッターズ 母 バンシューウェー 母父 ペール
競走成績 32戦23勝
1999年 川崎記念 (GI) 1着
1998年 帝王賞 (GI) 1着
1998年 東京大賞典 (GI) 1着
1998年 川崎記念 (GI) 1着
1997年 東海ウインターS(GU) 1着
 ドバイに散ったホクトベガの後のダート王として中央地方交流時代の黎明期に彗星の如く現れたアブクマポーロ。 実はこの1992年生まれの南関東馬はレベルが高かった。快速ヒカリルーファス、ダービー馬ジョージタイセイ、イナリワンの秘蔵っ子ツキフクオーが三冠を分け合い、更に三冠オール2着だった北海道からの刺客・コンサートボーイなどが始まって間もないトゥインクル=ナイター競馬を沸かせていた。
 最初の一冠羽田盃の翌日にデビューしたアブクマポーロは当然出世が遅れたが5歳から7連勝で帝王賞でいきなりの重賞初挑戦を迎える。武とコンビで人気のバトルライン、その年のフェブラリーSを制したシンコウウインディ、前年の東京大賞典を制したキョウトシチーといった中央の人気馬を相手にしながら3番人気の支持を受けて実際これらを捻じ伏せた。9分9厘手にした勝利はコンサートボーイの意地に阻まれ2着に終わる。中央の芝に挑戦し惨敗するが以降はコンサートボーイにリベンジした後中央のウインターSで重賞初制覇。
 翌年からは最大のライバル・メイセイオペラとの名勝負数え歌を演じた。5度目の対戦を前にアブクマは脚部不安を発症し秋にはターフを去った。
 繁殖生活は2005年で引退し、現在は乗馬としての特訓を積む毎日だがジョッキーの指示に素直に反応し、地方最強の名を欲しいままにしたアブクマには繁殖よりもこちらの方が似合っているのかもしれない。飛べ!アブクマよ!
況(2010/9現在):乗馬(新冠・にいかっぷホロシリ乗馬クラブ)

2006/10/18

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