Brocade

ブロケード
栗毛 牝 1978年3月16日生
父 Yellow God 母 マリンエキスプレス 母父 Spanish Express
競走成績 24戦6勝
1981年 阪神4歳牝馬特別 1着
1981年 桜花賞 1着
1981年 牝馬東京タイムズ杯 1着
1982年 スプリンターズステークス 1着
 「金襴緞子(きんらんどんす)が泥にまみれてゴールイン!」杉本清の名実況の一つだがこの主役を演じたのは快速の1981年無敗の桜花賞馬・ブロケード。恐らく私がはじめて見た桜花賞はこの馬のレースだったように思う。同期のオークス馬で追込のテンモン、そして一つ上の桜花賞馬で華麗なる一族と呼ばれたハギノトップレディと幾多の名勝負を展開した。スプリント路線が充実している現代とは違いハンデ戦中心で軽視されていた短距離路線で重ハンデを背負いながら6歳迄現役を続けた。現在の体系であったらとんでもないスプリンターとして名を馳せていたことに疑う余地は全く見られない。古馬になってからはスプリンターズSの1勝のみしか挙げられていないがその反面シルバーコレクターとして9つの2着の成績は立派。余談だが金襴緞子の正式英訳はGold brocadeが正解。シルバーコレクターになってしまった古馬になってからのブロケードは銀欄緞子と言ったところか…
 ブロケードは2000年に繁殖登録を抹消され2007年で既に29歳という年齢に達しているがその誇りある馬体はさすがとしか言いようがない。(2007/2/21)
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 2010年11月16日、ブロケードは名パートナー柴田政人と束の間の再会を果たした直後、突然天に翔け登って行った。老衰で32歳の大往生であったがタフな快速馬の彼女らしい最期だったのかもしれない。
現況:2010年11月16日・32歳没

2010/11/18

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