Emocion

エモシオン
鹿毛 牡 1995年3月17日生
父 トニービン 母 アドラーブル 母父 ノーザンテースト
競走成績 21戦5勝
1999年 京都記念 (GU) 1着
 母は2005年に死亡してしまった1992年オークス馬・アドラーブル。勝ちっぷり以上に馬連が導入されて初年度のオークスでサンエイサンキューとの組み合わせの馬連が万馬券になり(確か)GT初の万馬券で馬連の破壊力を思い知らされたレースとして印象的。アドラーブルもサンエイサンキューもGT2着がある馬の組み合わせだったんですがね…。
 そのアドラーブルの仔がこのエモシオン。エモシオンも5強世代の中の名脇役として三冠は全て完走。意外に三冠全てを走りきる馬って多くないのでまずこの点は評価対象。参考迄にブライアン世代で三冠を全て走ったのは全て勝ち切ったブライアンと全てを見事なまでに負け切った(ブービー、ドンケ、ドンケ)のサムソンビッグの2頭のみ。ちなみにこの2頭は朝日杯も優勝とブービー…こんな馬でもクラシックを駆け抜ければ評価はしたい…。
 おっと脱線したので話を戻す。エモシオンは皐月賞をセイウンスカイキングヘイロースペシャルウイークの3強に次ぐ4着、ダービーは完敗(9着)も、菊では銅メダル。続く有馬記念は管理人の○評価に逆らうように大敗…明けて京都記念で重賞初制覇を果たすがここで戦線離脱。名牝の仔は戦線離脱→尻すぼみ→ちょい復活→引退のパターンが多いがこの馬は最後のちょい復活がなかった…その後船橋所属の地方馬として捲土重来を図ったがそれも叶わなかった。
 エモシオンは確か種牡馬登録はされないまま、生まれ故郷で乗馬になったはずである。(白井牧場は厩舎にも入れてくれる生産牧場としては珍しいところである。嬉しいには嬉しいが出来たらお願いが……放牧で見たいっ!)トニービンも後継が育たず、最高のブルードメアサイアーになってしまった感も…この馬は案外種牡馬向きかと思っていましたがやはり最後の地方落ちというのが痛かった…
現況(2010/9現在):功労馬(沙流・白井牧場)

2006/10/26

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