King Halo

キングヘイロー
鹿毛 牡 1995年4月28日生
父 ダンシングブレーヴ 母 グッバイヘイロー 母父 Halo
競走成績 27戦6勝
1997年 東京スポーツ杯3歳S (GV) 1着
1999年 東京新聞杯 (GV) 1着
1999年 中山記念 (GU) 1着
2000年 高松宮記念 (GT) 1着
 このホームページで紹介する馬達は種牡馬やGT勝ち馬が殆どであり、良血、または良血候補が殆どであるが、これ程の良血はいないのでは?父が欧州最強馬ダンシングブレーヴ、母がアメリカGT7勝のグッバイヘイロー。単純に冠の多さということであればメジロリベーラ(父シンボリルドルフメジロラモーヌ)も良血となってしまうが、キングヘイローは3歳時(当時表記)の東京スポーツ杯での勝ちっぷりが血に相応しい能力の持ち主と認められ翌年のダービーはこの馬で決まりとの声も挙がったほどだった。
 だが4歳時のヘイローは勝利を挙げることなく終わってしまう。3強と騒がれながら皐月賞連対だけに終わった体たらく振りに見切りをつけたファンも少なくない。しかしヘイローはこのまま終わりにならなかった。短距離路線に矛先を移し、東京新聞杯で復活の狼煙を上げると中山記念で重賞連覇。秋にもマイルチャンピオンシップの2着など短距離馬がすっかり板につく。そして迎えた5歳の高松宮記念。中京の短い直線をモノともせず大外から柴田善臣のムチに応え、まさに跳んで来たという表現がピッタリだったヘイロー…。名血が真の名馬の仲間入りをした瞬間だった。安田記念でも外国馬に立ち向かい日本馬最先着を果たし、暮れの引退レースとなった有馬記念では全盛期を思わすパフォーマンスを発揮し4着に喰い込みターフを最後まで沸かせていった。
 賛辞を並べてみたところでキングヘイローは短距離GTを1勝したに過ぎない馬…種牡馬入りしても種付け料は非常に安い。しかしこれが幸いしたのか毎年のように100頭を超える種付けをこなす。良質牝馬を持つ大手より中小規模の牧場にとってはこれだけの良血に安い値段で種付けが出来れば御の字とばかりの数字だが、キングヘイローはこれに応えた。2006年初頭にゴウゴウキリシマで重賞初制覇。さらにクラシックのライバルだったスペシャルウイークが前年シーザリオで制したオークスを今度はカワカミプリンセスという孝行娘が無敗で制し、さらに秋の秋華賞も圧勝した。超一流とまで言えなかった競走成績だが、良血の証明という新たな闘いに入ったキングヘイローがその評価を確固たるものにする日はそれほど先ではなさそうだ。
競走馬として遅れを取った同期のスペシャルウイーク、グラスワンダーとの闘いはどうやらキングヘイローが好位につけたようだ。
 優駿スタリオンSよ、はよ公開してくれ〜
現況(2010/9現在):種牡馬(新冠・優駿スタリオンステーション)

2006/10/26

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