ジャパンカップ、ドバイWCなどを制したシングスピールと仏オークス、ヴェルメイユ賞馬カーリングとの間に生まれた超良血馬は白馬の騎士で有名なオペラからローエングリンと名付けられた。
　しかしこの白馬の騎士は運がない…早くからその快速は注目されていたが重賞になると大敗し皐月賞への道を絶たれる。陣営はそれでも先のダービーを睨みローテーションを考えた末皐月賞前週のオープンに出走し快勝した。しかしダービーでも僅かに賞金が及ばず除外…憂さ晴らしとばかりに残念ダービーの駒草賞で圧巻の勝利をもぎ取ると古馬との対決を目指し宝塚記念に殴り込み1963年コウライオー以来となる3歳馬での3着入線と大健闘。ローエン恐るべしを印象付けたものの秋は距離不適の菊花賞戦線に進み惨敗する。
　これを見た陣営はマイル〜中距離路線に切り替え、これが功を奏しオープン連勝、G�V2着後中山記念で念願の重賞制覇。また後に4年連続出走するマイラーズカップにも勝利し重賞連勝。安田記念3着後には海外遠征しムーランドロンシャン賞で2着、暮れの香港マイルでも3着とその良血ぶりを発揮する。あとはG�T制覇を待つだけだ。(2006/12/11)
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　ここから力の衰えを見せたような不振で2005年のマイラーズカップ勝ちの1勝のみしか挙げられなかった…しかし脚質を逃げ先行から差し追い込みに変換することにより2007年中山記念で復活勝利！2007年のマイルチャンピオンシップを最後に社台ファームで種牡馬入り。