Matikanetannhauser

マチカネタンホイザ
栗毛 牡 1989年5月7日生
父 ノーザンテースト 母 クリプシー 母父 アローエクスプレス
競走成績 32戦8勝
1993年 ダイヤモンドステークス (GV) 1着
1993年 目黒記念 (GU) 1着
1994年 アメリカジョッキーズクラブカップ (GU) 1着
1995年 高松宮杯 (GU) 1着
 2006年11月モガリブエ号登録抹消…何のことかわからない方も多いでしょうがこのモガリブエ号はノーザンテースト最後の直仔現役馬だったのです。日本競馬を変えたノーザンテーストの時代は終わりました…ノーザンテーストはGT馬を10頭輩出しました。サンデーと比べてしまうとこれだけかと思われるかも知れませんがノーザンテースト産駒は二度変身すると言われた成長力が何と言っても売りで、その成長力故GTに届かないまでも長く活躍する名馬を出してきたのもノーザンテーストの特徴だったように思います。
 晩年迫ったノーザンテースト産駒ということでいえば忘れられない一頭がこのマチカネタンホイザでしょう。栗毛の綺麗で整った馬体…3歳時の大人びた走り…ミホノブルボンとの激闘…しかしこの馬いつも勝負弱くてね…ランニングフリーが殆ど人気より上の着順で名脇役の座を築いたとすればタンホイザは全く逆で人気を上回る着順は僅かに3回のみ。しかし大体支持通りに走っているんだよね…結論から言うと大した馬じゃなかったんだよね…いつもいつも誰かの後ろを走っていた…馬なのに代名詞は4つも取った重賞ではなく「ジンマシン」と「鼻血」だもんな…だけど個性派タンホイザが皆大好きだったよな…

 実はこの馬の現在が気になって気になって仕方ありません。ふるさと案内所のホームページに移動中の文字が躍って1年以上、おいおい地球の裏側まで移動しているのかと笑っていられましたが、とうとうこの馬の消息がつかめなくなりました。産駒はまともに走っていませんでしたから種牡馬引退は仕方ないかもしれませんが、これだけ人気のあった馬です。どこにいるのか、既に処分されてしまったのか…何とか調べがつかないものでしょうか…
待兼牧場に移動したようだという噂が事実であればいいのですが…(2006/10/26)
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 待兼牧場に移動したのは事実でした。ほぼプライベートな形で種牡馬生活を続けてきましたが、良血=人気の血統が濃過ぎる血統となることが邪魔をし種牡馬としての成功は得られぬまま2010年3月に種牡馬登録を抹消され、2010年春、山梨県で余生を過ごすことになったそうです。
現況(2010/9現在):功労馬(山梨・小須田牧場)

2010/9/5

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