Mr. Tojin

ミスタートウジン
黒鹿毛 牡 1986年4月25日生
父 ジュニアス 母 ナオユキ 母父 ジルドレ
競走成績 99戦11勝
1994年 帝王賞 (交流重賞) 2着
 12年もの長きに渡る現役生活を送ってきたミスタートウジン。オープン大将で重賞勝ちが0だったのは時代が時代だけに仕方ない。現在の乱発される重賞体系なら3勝くらいの価値はあるだろう。賞金もある程度積み上げていたため、いつも59kgとか60kgを背負っていたイメージがある。最後の激走と言ってよいレース、94年の帝王賞では先に抜け出したスタビライザーに必死に抵抗を試みた。9歳馬で15番人気の低評価であったがこの馬にとっては裸同然といえる55kgの斤量で出られたため狙い撃ちした会心の予想レース。同枠にトミシノボルンガがおり思ったほどつかなかったのが残念だったけどなぁ。最後の頃はもういいだろって感じだったが同じく10歳を超えてM調教師の下で迷走せざるを得なかったドージマムテキとよく一緒に走っていたイメージがある。茶飲み友達を想像してしまったのは私だけではないだろう。
 100戦目をGT出走で引退する予定だったようだが、JRAの制度変更のため賞金で出走出来なかったというのが何とも皮肉。100戦目に相応しい出走レースを模索しているうちに浅屈腱断裂で引退せざるを得なかったのが残念。 
 引退時が15歳、実績も劣るとあっては種牡馬になれるわけもなく、現在は生まれ故郷の白井牧場でひっそりと余生を過ごしている。 
現況(2010/9現在):功労馬(沙流・白井牧場)

2006/10/19

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