South Vigorous

サウスヴィグラス
栗毛 牡 1996年4月19日生
父 エンドスウィープ 母 ダーケストスター 母父 スタードナスクラ
競走成績 33戦16勝
2003年 JBCスプリント(交流GT) 1着
2003年 根岸ステークス(GV) 1着
2003年 北海道スプリントカップ(交流GV) 1着
2002年 根岸ステークス(GV) 1着
2002年 クラスターカップ(交流GV) 1着
2002年 かきつばた記念(交流GV) 1着
2002年 黒船賞(交流GV) 1着
2002年 北海道スプリントカップ(交流GV) 1着
 この10数年ダート路線が整備され、地方競馬と一体になったDart King’s Roadも10月〜2月にかけて芝10レースに対し8レースが設定されている。同時期に始まった距離形態の見直し、牝馬路線の拡充などあらゆる馬に光が放たれる時代になったとされているが、本当にそうだろうか?ダートに関してはマイル〜10F前後のGTばかりが目立つ気がする。昔の大井競馬・東京大賞典は大井特有の深いダートの2800mという距離で究極のスタミナ&パワーを争った名レースだったと思っている。春のGT路線あたりにこの大井2800mGTを加えて欲しいものだ。と同時に短距離もJBCスプリント1レースしかない。南部杯やフェブラリーがあるじゃないかという貴兄たち、ちょっと待って欲しい!個人的な競馬観を言わせて貰うならスプリントとマイル、僅か2Fの違いだがこの2Fは1800mと3200m以上に違う。スプリンターとマイラーは全く異質なのだ!サクラバクシンオーはスプリンターでノースフライトやヤマニンゼファーはマイラーなのだ!マイラーは距離が多少伸びても我慢出来るがスプリンターは究極のスピード勝負をしてこそである。スプリンターにマイルはちょっと長いところか長過ぎる距離である。 
 前置きばかり長くなった。この馬は典型的なダートのスプリンターである。恐らくその能力たるや超一流のものであったと信じて疑わない。2歳1勝、3歳2勝、4歳2勝、5歳3勝、6歳5勝は3連続レコード勝ちを含み、7歳ではGT含む3勝と5年に渡り毎年勝ち星を積み上げた。引退レースで初めて自分の適距離GTに挑みワンチャンスをものにした。生涯16個の勝ち星は単なる一流馬に積み上げられるものではない。適距離さえあればこの馬の名はもっと響き渡っていたはずだ!JRAよ、NARよ、ダートの距離整備は急務だ!
 
繁殖に上がってからも実はサンデーより勝ち上がり率が高い早逝した偉大なる種牡馬・エンドスウィープの後継として期待は大きい。プリサイスエンドなどもEスウィープの血を求めての輸入だが、やはりここはサウスヴィグラスの出番だ!管理人一押しの種牡馬です。
現況(2010/9現在):種牡馬(新ひだか町・アロースタッド)

2006/10/18

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