Taiki Blizzard

タイキブリザード
黒鹿毛 牡 1991年3月12日生
父 Seattle Slew 母 ツリーオブノレッジ 母父 Sassafras
競走成績 23戦6勝
1996年 産経大阪杯 (GU) 1着
1997年 京王杯スプリングカップ(GU) 1着
1997年 安田記念(GT) 1着
 怪物ナリタブライアン、女傑ヒシアマゾンと同期で4歳(旧表記)時にはナリタブライアンを破るならこの馬とまで言われた期待馬。
 シアトリカルの半弟という血統背景もあり新馬ではカネツクロスを、500万下ではサクラローレルをダート戦ながら撃破している。迎えた重賞初挑戦の毎日杯では後年この馬に付いて回るジリ脚の印象とは全く異なる鋭い追込みを見せるもメルシーステージを捕らえ切れず初黒星。次走はダービー3着ヤシマソブリンとの一騎打ちでこの馬の真の実力判断をと期待されたが、完敗。この後もワコーチカコ、ソブリンと同じ相手に連敗したことで評価を落として失意の4歳を終える。
 明けて翌5歳では裏開催の福島でわざわざ主戦岡部を遠征させての復帰戦を飾り表舞台へ帰る。しかし宝塚記念、有馬記念の両グランプリではジレったい脚を披露しての2着続きでまたも重賞制覇はお預けに…
 6歳初戦の産経大阪杯ではメンバー落ちとは言えようやく重賞勝ちを果たしマイル路線に向かったブリザード。前哨戦ではハートレイクを捕まえきれぬもトロットサンダーを僅かに抑えて2着。期待は高まるも1F伸びた本番安田記念でも同じレースをしてしまっては今度はトロットサンダーの餌食になるのも仕方なかった。この後陣営は思い切ってブリーダーズCクラシックに歩を進める。勿論登録は事前にあったのだが500万以来のダート、しかもアメリカの粘土質のダートに戸惑い大敗する。
 ラストチャンスだった7歳時は前年苦杯をなめた京王杯SC→安田記念を連勝し再度海外遠征に挑戦する。前哨戦のオークツリーH(D8F)では3着でまずまずだったがこの結果を受けて予定していた芝コースでのBCマイルからクラシックに変更して前年同様大敗…懲りぬ陣営の選択ミスと誰もが思ったに違いない… 
 ブリザードは地方馬ながら札幌2歳ステークスを制したヤマノブリザードなどを出したが既に種牡馬は引退し、現在は日高ケンタッキーファームで余生を過ごしている。期待は大きかったが
競走成績同様中途半端に終わってしまった感は否めない。
現況(2010/9現在):BTC助成対象功労馬(鹿児島・ホーストラスト)

2006/10/26

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