Tamamo Cross

タマモクロス
芦毛 牡 1984年5月23日生 死亡
父 シービークロス 母 グリーンシヤトー 母父 シヤトーゲイ
競走成績 18戦9勝
1987年 鳴尾記念 (GU) 1着
1988年 金杯 (GV) 1着
1988年 阪神大賞典 (GU) 1着
1988年 天皇賞・春 (GT) 1着
1988年 天皇賞・秋 (GT) 1着
1988年 宝塚記念 (GT) 1着
 400万下の条件戦から一気の8連勝で頂点に上り詰めたタマモクロス。サラブレッド版シンデレラ・ストーリーといったところだったか。特にラスト3戦はオグリキャップとの新旧芦毛決戦として有名である。オグリに2連勝で迎えた有馬記念では出遅れながらもオグリとの叩き合いに持ち込み、最後は相手の強さを認め、「後は頼むぞ」と言わんばかりの敗戦であったイメージすら沸いてくる。真の芦毛伝説はこの日のタマモクロスとオグリキャップの叩き合いの中で誕生したものなのかもしれない。そして昭和の競馬は終わりを告げた。
 僅か2年の競走生活のあと待っていたのは外国産輸入種牡馬との激しい戦いの日々であった。GT制覇こそなかったものの2桁の重賞勝ち馬を輩出し内国産の代表として欠かせぬ存在になったタマモクロスだったが、突然の訃報を耳にしたのはは2003年4月10日のことだった…芦毛伝説の伝承者達が思ったように産駒を出せぬままにいた中でこの馬だけは競走馬としての名声と繁殖馬としての成功も全て手に入れてあっという間に駆け抜けていった…「さらば、昭和最後の名馬よ。さらば、白い稲妻よ」
現況:2003年4月10日・19歳没

2006/12/23

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