Tap Dance City

タップダンスシチー
鹿毛 牡 1997年3月16日生
父 Pleasant Tap 母 All Dance 母父 Northern Dancer
競走成績 42戦12勝
2002年 朝日チャレンジカップ (GV) 1着
2003年 金鯱賞 (GU) 1着
2003年 京都大賞典 (GU) 1着
2003年 ジャパンカップ(GT) 1着
2004年 金鯱賞(GU) 1着
2004年 宝塚記念 (GT) 1着
2005年 金鯱賞(GU) 1着
 タップダンスシチーは結構初期から注目していた馬なんでちょっとだけ自慢しちゃいます。最初に注目したのは京都新聞杯。アグネスフライトの3着に負けたのですが、いかにも長距離向きで秋には楽しみだな〜と思っておりました。実際には冬の中京におけるレコード勝ちまで休眠状態になってしまいますが…さらにそこからまた暫く出番のない日々が続きます…関東にも遠征して来ないので忘れかけていたのですが5歳春にしてようやく覚醒の予感。GUで3、2着。その間に条件戦を2つ勝ちようやくオープン入り。そして秋に朝日チャレンジカップで重賞ウィナーの仲間入り。有馬記念でも負けて強しの2着で忘れてかけていたタップにまた目が向くようになった次第です。
 翌春になっても全く人気がないタップに随分とおいしい思いをさせてもらいました。大仕事は6歳秋のジャパンカップ。「こんな強い馬だったんかい〜!」という圧勝にはさすがにビックリしました…ここでも紹介したジャパンカップ馬のように後は落ちる一方か?と思わせる有馬の完敗でちょっと疑心暗鬼になったが、この馬、実は7歳に入りピークを迎えることになります。金鯱賞で暴走気味に飛ばしながらも最後まで踏ん張ってあのサイレンススズカのレコードを更新、宝塚は「オメーラ、相手じゃないわい」と完勝。とーとー、タップはフランスへ向かうことになってしまったのです…バゴが勝利したこの凱旋門賞は大敗したものの私が挙げるベストレースは次の有馬記念です。不調の伝えられたタップですが前崩れの流れで結局2着。勝ったゼンノロブロイ以上に人の記憶に残るレースを演じてくれました。さすがに8歳を迎えたその翌年は金鯱賞3連覇だけでしたがこれだけ長きに渡りタップのパフォーマンスをお腹一杯楽しませてもらった気持ちが強く素直にご苦労さんの一言だけです。
 今年から繁殖生活に入ったタップには163頭の牝馬が集まりました。こう言ってはなんですが、失敗すればアメリカ生まれのタップには帰るところはありません。これだけ応援してきた馬なのでやはり第二の馬生でも大成功となって欲しいと思います。
現況(2010/9現在):種牡馬(沙流・ブリーダーズスタリオンステーション)

2006/10/24

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