Yaeno Muteki
ヤエノムテキ |
栗毛 牡 1985年4月11日生 |
父 ヤマニンスキー 母 ツルミスター 母父 Yellow God |
競走成績 23戦8勝 |
1988年 皐月賞 (GT) 1着 1988年 京都新聞杯 (GU) 1着 1988年 鳴尾記念 (GU) 1着 1989年 産経大阪杯 (GU) 1着 1990年 天皇賞・秋 (GT) 1着 |
この馬の印象は?と聞かれたときに口の悪い輩は「府中10F専用馬」、「留守番大将」…。GT制覇は府中10Fに変更された皐月賞と天皇賞秋…盾では後に絶不調と判明するオグリがいたものの、盛り上げるべき役者が欠けた両レースを制したことで出てくる印象です。しかし実際相手が悪すぎました…この馬の同世代にはサッカーボーイ、オグリキャップ、スーパークリーク、一つ歳上にイナリワンがいたのですから…この馬の擁護をすれば彼はこれらに負けっ放しになっていません。サッカーボーイには1戦1敗ですが2kgを余計に背負っての半馬身負けは負けのうちに入らないでしょう。ただの脇役ではなかったのです。 しかしながら助演男優賞ものの場面を敢えてあげるならやはりラストランの有馬記念でしょう。競馬にあまり詳しくない人でももしかするとこの日はテレビを見ていたかもしれません。オグリのラストランとして知られるあの日ですから…ヤエノムテキが何をやらかしたかというと岡部騎手を振り落としレース発走を遅らせたのです…人気の4歳勢にあのストレスは効いたのではないでしょうか?おかげで時計はグダグダ、逆に経験に勝る古馬にとってはさしたる影響もなく不調オグリキャップでも十二分に走れるレースになってしまったのです…結果は言うまでもありませんが、主役を創り出したのはヤエノムテキの迷助演によるものが小さくなかったのでは? それでもトリッキーな10Fコースとはいえ府中のGTはフロックでは勝てないと思っておりますので、GT2勝の一流馬であったという結論にまとめ、毎年ムテキに会いに行く現在です。繁殖では産駒の一頭すらも思い浮かばない始末ですが…ムテキボーイとか言うのがいたと思うけど…(2006/10/12) ********** 2010年末、種牡馬引退が決定した。今後も住み慣れた日高SSで功労馬としてファンを出迎えることとなる。 |
現況(2010/12現在):BTC助成対象功労馬(浦河・日高スタリオンステーション) |
2010/12/9