Yu Sensho

ユウセンショウ
鹿毛 牡 1992年5月13日生
父 ラグビーボール 母 ユウミロク 母父 カツラノハイセイコ
競走成績 46戦6勝
1996年 ダイヤモンドステークス (GV) 1着
1996年 目黒記念 (GU) 1着
1997年 ダイヤモンドステークス (GV) 1着
 日本競馬の最長距離平地レースは3600m。条件戦では3000mを超えるレースさえ少ない(今はないのかも)。ステイヤーと呼ばれる馬がその花を咲かせるには何とかクラシックディスタンス相当の距離で勝ち負けを繰り返しながら格上挑戦のような形で15F以上のレースを目指していかなければならないのは不公平さを感じる。さてオークス2着馬ユウミロクが送り出した最初の活躍馬・ユウセンショウもそんな距離の壁に泣かされ続けながらも重賞3勝を挙げた純ステイヤー。未勝利が10F、500万勝ちが11F、900万が12.5Fと少しでも長いレースを模索し格上挑戦となるダイヤモンドSでワンチャンスを生かした。仮定の話だが25Fくらいのレースが府中にあったら3連覇くらいしたのではないかというくらいスタミナ色に溢れ返った一頭だった。弟達も障害という長距離で花を咲かせた。ゴーカイは押しも押されぬ障害の王者として、ユウフヨウホウは障害の中でも最長距離の中山大障害で一発回答を出した。特にユウフヨウホウは飛越が下手であり何とかごまかしごまかし障害を飛んでスタミナ比べの直線で最後に兄ゴーカイを捕らえたシーンは印象的。
 流行らぬステイヤーの血は重宝されぬまま2003年一杯で種牡馬引退したユウセンショウ。生まれ故郷のタイヘイ牧場で母とともに過ごしていたが、母はまだ新たな血を求め青森に旅立って行った…弟ゴーカイも過日産駒が初勝利を挙げた。一頭残ったユウセンショウは生まれ故郷で佇む…これもまた馬生…
現況(2010/9現在):功労馬(新ひだか町・タイヘイ牧場)

2007/2/21

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