Jungle Pocket

ジャングルポケット
鹿毛 牡 1998年5月7日生
父 トニービン 母 ダンスチャーマー 母父 Nureyev
競走成績 13戦5勝
2000年 札幌3歳ステークス (GV) 1着
2001年 共同通信杯 (GV) 1着
2001年 日本ダービー (GT) 1着
2001年 ジャパンカップ (GT) 1着
 ミレニアムイヤーデビューには数多くの素質馬がデビューしたが常にその先頭を走っていたと言ってよいジャングルポケット。
 札幌王者に就くやラジオたんぱ杯で早くも世代頂上決戦とも言えるアグネスタキオンクロフネとガチンコ勝負に真冬の阪神は大いに沸いた。皐月賞もタキオンの異次元の走りの前に完封されるもタキオンが故障で引退したダービーがトニービン産駒に相応しいバテない末脚を持っていたこの馬最高の舞台となる。NHKマイルカップを勝ち上がり外国産馬初のダービー馬を目指し再浮上してきた不沈艦・クロフネを真っ向勝負で迎撃しての完勝劇。渡辺栄&角田晃一の師弟コンビがフジキセキで見かけた夢を現実のものにした瞬間であった。
 秋には距離不適だった菊花賞の敗戦をバネに再度得意の府中クラシックディスタンス・ジャパンカップに世界のオリビエ・ペリエとの強力新コンビで出走し、世紀末の覇王テイエムオペラオー以下を抑え込みこの年の年度代表馬の座についた。古馬になってからは持ち味を生かせぬまま故障により勝利を挙げることのないまま引退することになった。平成新3強が3頭とも屈腱炎でターフを去ったようにミレニアム3強もまた脚元の故障が引退原因となったのであった。 
 トニービンの後継馬が育たぬまま、ジャングルポケットも思うような仔が出ず、種牡馬争いではGT馬を輩出済みのアグネスタキオン、クロフネの後塵を拝していた感は否めなかったがとうとう大物が出た。2007年クラシックの主役となろうフサイチホウオーである。フサイチ馬はトライアルだけというジンクスも併せて吹き飛ばせるのか
?(2007/2/21)
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 フサイチホウオーでは大きなところを取ることは出来なかったが、その全妹トールポピーが阪神JFとオークスを制覇。GT種牡馬の仲間入りを果たした。その後もオウケンブルースリ、ニュージーランドオークスを制したJungle Rocketなどの活躍馬を出している。
現況(2010/9現在):種牡馬(安平町・社台スタリオンステーション)

2010/9/12

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